7月7日午後2時より斎行されます。
拝殿前には七夕の笹飾りや色とりどりの薬玉が吊るされ、祭典中は献歌・献句の披講、学問技芸上達を願って宮司が祝詞奏上します。近年はコロナ禍の早期鎮静を祈って巫女が古式薬玉を採り物に神楽を舞います。
この祭典が始まったのは昭和21年のことであり、意外にも新しいことがわかります。
神社に残る資料には「ことし終戦1周年、平和の日本再建にあたって天文にゆかり深い七夕まつりを復興せられますことはまことに喜ばしい限りです」と記されています。
この年の5月に天社土御門神道が念願叶って再興されました。安倍家を顕彰する気運が高まり、戦争の傷跡がまだ生々しい時節に晴明公の星祭を始めて文化の再建を願ったのでしょう。
昭和24年の奥書がある写真には、晴明公のご子孫である元子爵・土御門範忠氏や土御門神道の藤田乾堂氏、長谷川茂宮司や長谷川義高禰宜などの姿を認めることができます。
9月26日午後2時より斎行されます。
御祭神・安倍晴明公は寛弘2年(1005)9月26日にお亡くなりになったと伝わります。
「恋しくば 尋ね来てみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛之葉」
有名な葛之葉子別れの歌を神楽歌として、巫女が葛の花籠を採り物に神楽を舞います。
平成17年(2005)には晴明公の一千年祭が斎行され、当時は陰陽師ブームの最中で世の中の注目を浴びました。
また昭和29年(1954)には晴明公の九百五十年祭が斎行され、ご子孫の元子爵・土御門範忠氏や土御門神道の藤田乾堂氏も奉幣されたことが記録に残ります。
安倍晴明神社は、平安時代の陰陽師で天文博士の安倍晴明公を祀る神社で、社務所内に占いコーナーを設けています。
占いはそれぞれ経験豊かな専門家が担当します。
毎日午後1時から4時半までです。
なお、相談初穂料は1件2000円より。相談内容により変わります。
例として相性占いとご家族の相談は、1名につき1件です。
ご祈祷は全て御本社の阿倍王子神社で行います。
阿倍王子神社は古代豪族・阿倍氏の氏神であると共に、古くから厄除け・災難除けに篤い信仰があります。八方除けのご祈祷もお受けします。
詳しくは阿倍王子神社のホームページをご覧下さい。